アクセシビリティに配慮したホームページを作ることで、すべての訪問者が快適にホームページを利用できるようになります。使いやすいサイトは訪問者の満足度を高めるだけでなく、検索エンジンの評価向上や、より多くの人に情報を届けることにもつながります。 ジンドゥーを利用する皆さまが、よりアクセシブルなサイトを作るためのポイントをご紹介します。
1. 読みやすいテキストを使用する
なぜ重要なのか?
すべての訪問者にとって、テキストの読みやすさは非常に重要です。特に、文字を読み取るサポートツールを使用している方にとっては、明確な文章構造が理解を助けます。
効果的な対応方法:
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- ジンドゥーのフォント設定から、視認性の高いフォントを選びましょう。装飾が多すぎるフォントは避けるのがおすすめです。
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- 画像内の文字をできるだけ避ける。画像に埋め込まれた文字は、音声読み上げツールで認識できません。必要な情報は通常のテキストとして記載しましょう。
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- 見出し(H1、H2、H3など)を適切に使用する。見出しを使うことで、ページの構成が明確になり、読みやすくなります。
- ジンドゥーの見出し構造(大見出し H1、中見出し H2、小見出し H3)を活用する。読みやすさを向上させ、スクリーンリーダーでのナビゲーションをスムーズにします。見出しを適切に使用することで、コンテンツの構造が整理され、ユーザーが素早く必要な情報を見つけやすくなります。
関連ヘルプページ: AI ビルダーのサイトのフォントサイズを変更する
2. ウェブサイトの言語設定を適切にする
なぜ重要なのか?
ウェブサイトの言語設定が正しくないと、音声読み上げツールが誤った発音で読み上げる可能性があります。これは、特に多言語対応が必要な場合に影響を及ぼします。
ご注意: ジンドゥーでは、ホームページの言語設定で選択できる言語が限られています。設定した言語に応じて、システムメッセージやオンラインストアのテキストもその言語に統一されるため、画面読み上げソフトはその言語のみを認識・処理できます。
効果的な対応方法:
- ジンドゥーの設定でホームページの言語を正しく設定する。
- 正しい言語設定は、SEO とアクセシビリティの向上にも貢献し、検索エンジンやスクリーンリーダーなどの補助ツールが、コンテンツをより適切に認識・処理できるようになります。
- 明確で簡潔な言葉を使用することで、非ネイティブスピーカーや、複雑な文章の理解が難しい方にも分かりやすい表現を心がけましょう。
関連ヘルプ記事: ホームページの言語の変更
3. 画像に代替テキスト(alt テキスト)を設定する
なぜ重要なのか?
視覚に障がいのあるユーザーは、画面読み上げソフトを使用して画像の説明を聞きます。適切な代替テキスト(alt テキスト)がない場合、重要な画像情報を得ることができず、ホームページのアクセシビリティが低下します。また、alt テキストは検索エンジンにも有効で、画像の内容を理解する助けになります。
効果的な対応方法:
- ジンドゥーの画像設定を使い、すべての画像に説明的なalt テキストを追加する。 画像に表示されるものを説明しましょう。
- テキストを含む画像の使用をできるだけ避ける。 画面読み上げソフトは画像内のテキストを認識できないため、できるだけ、画像の外にテキストとして配置しましょう。
- 装飾目的のみの画像には alt 属性を空にする(例:alt="")。これにより、画面読み上げソフトが不要な情報を読み上げるのを防げます。
関連ヘルプ記事: alt テキストを画像に追加する
4. 分かりやすいリンク設定をする
なぜ重要なのか?
画面読み上げソフトを使用する訪問者は、リンクをスキャンしてホームページを誘導します。そのため、「こちらをクリック」や「続きを読む」のような曖昧なリンクテキストでは、リンク先の内容が分かりにくくなります。
効果的な対応方法:
- 「こちらをクリック」や「続きを読む」のような一般的なリンクテキストは避ける。
- リンク先の内容が分かる表現にする。 例:「こちらをクリック」の代わりに「ポートフォリオを見る」、「続きを読む」の代わりに「商品 A の詳細を見る」
- ジンドゥーのスタイル設定を利用して、リンクを視覚的に識別しやすくする。
関連ヘルプ記事: ホームページのテキストにリンクを追加する
5. マルチメディアのアクセシビリティを確保する
なぜ重要なのか?
聴覚障がいのある訪問者は、動画にキャプションや文字起こしが必要です。一方で、視覚障がいのある訪問者には、音声説明が必要な場合があります。適切な対応がされていないと、重要な情報を一部の訪問者が利用できない可能性があります。
効果的な対応方法:
- 動画にはキャプションや文字起こしを提供する。聴覚障がいのあるユーザーがコンテンツにアクセスできるようにしましょう。
- メディアの自動再生を避ける。または、一時停止や停止できるコントロールを提供する 。自動再生は、一部のユーザーにとって混乱を招く可能性があります。
- 手話通訳や音声解説の提供を検討する。特に重要な情報を伝える動画コンテンツには、手話通訳や音声解説を追加すると、より多くのユーザーにとってアクセスしやすくなります。
関連ヘルプ記事: ホームページに動画を追加する
6. 色の使い方に配慮する
なぜ重要なのか?
一部の訪問者は特定の色の識別が難しい場合があります。コントラストを十分に確保することで、すべてのユーザーにとって見やすいデザインになります。
効果的な対応方法:
- 色だけに頼って情報を伝えない。情報を明確に伝えるために、色に加えて記号やテキストも併用しましょう。
- ジンドゥーのカラー設定を活用する。テキストと背景のコントラストを十分に確保し、視認性を向上させましょう。コントラストが低いと、テキストが読みづらくなります。
- 色覚シミュレーションツールでサイトをテストする。色覚の違いがあるユーザーにも情報が正しく伝わるように、事前にテストを行いましょう。
関連ヘルプ記事: ジンドゥーホームページの色を変更する方法
7. モバイルでも使いやすいデザインにする
なぜ重要なのか?
スマートフォンやタブレットからのアクセスが増えているため、どのデバイスでも快適に閲覧できることが大切です。
効果的な対応方法:
- 異なるデバイスでサイトをプレビューし、レスポンシブ対応を確認する。ジンドゥーのテンプレートはデフォルトでモバイルフレンドリーですが、レイアウトを確認することで使いやすさを確保できます。
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ボタンやリンクのタップ領域を十分な大きさにする。モバイル端末で簡単にタップできるようにしましょう。ボタンが小さいと、特に運動機能に制限のある方にとって操作しづらくなります。
8. アクセシビリティをテストする
なぜ重要なのか?
定期的なテストで、より使いやすいサイトに改善できます。
効果的な対応方法:
- 障がいのある方とユーザーテストを実施し、使いやすさに関するフィードバックを収集する。実際のユーザーによるテストを行うことで、自動ツールでは見落としがちな課題を明らかにできます。
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オンラインのアクセシビリティチェックツールを活用する。ウェブサイトを診断し、潜在的なアクセシビリティの問題や改善点を特定しましょう。
誰にとっても使いやすいホームページを作るために
これらのアクセシビリティガイドラインに従うことで、すべての訪問者にとって使いやすいウェブサイトを作成し、全体的なユーザー体験を向上させ、アクセシビリティ基準に準拠することができます。 インクルーシブなウェブサイトを作ることは、障がいのあるユーザーや高齢者だけでなく、強い日差しの下やインターネット接続が遅い環境など、さまざまな状況で閲覧するユーザーにとっても大きなメリットとなります。
ジンドゥーのアクセシビリティに関するFAQ